「アダム徳永 50代からのスローセックス」「女医が教える本当に気持ちのいいSEX」「40代からのもっと気持ちいいSEX」「エマニエル夫人」「アナンガ・ランガ」「カーマ・スートラ」…(わからない人は検索してみよう)
ぼくは退学を決意した。役に立たない教科書で役に立たない授業を受けるなんて。
そんなことを思った刹那、陰部を露出させた、担任教師が教卓の上に立った。
「俺はここだよ。」ハゲ散らかしたSMAPの中居くんのような風貌の男だった。(ここ笑いどころです)
彼は続けた。「このスーツは、ジョルジオ・アルマーニに特注で作らせたんだ。」
確かに、陰部は無理やりスーツを切り裂いたのではなく、自然と、まるで数千年前からそこにあるようにスーツの一部として鎮座していた。
「イタリア人ってスケベだからさ。丁度僕の陰嚢もイタリア人が大好きなトマトみたいだろう?中にはニンニクがふたかけ入ってるんだ。そして僕の鷹の爪。言ってしまえば、アラビアータ風ってとこだな。」
ムカラミ・ハルキの小説に出てきそうな口調で話していたことが印象的だ。
「ドン引きのブラザー、それでいい。それでいいんだ。それで…ん?」
ハゲ散らかしたSMAP中居似の男は何かに感づいた。
「君、それ特注だね?そうなんだろう?」
とうとう生徒に絡み始めた、やれやれめんどくさいな、と思っていた。他人ごとだと思っていた。今までの人生で、こういうシチュエーションの場合、100%が他人に向けられたものだったからだ。
しかし、彼は僕に話しかけていた。
「それはアレだろ?ラバー製で…顔まですっぽりと覆っているが…肝心の…陰部が丸出しじゃないか」
何を言っているんだと思われるかもしれないが、彼の言うことはもっともだった。なぜなら僕はエナメルでできた全身を覆うスーツを着ていたから。もちろん陰部が丸出しなのは言うまでもない。そしてこのスーツはヴァレンティノに作らせたものだ。奇しくも、僕も彼もイタリアが好きみたいだ。こんなところで共通点を見つけるなんて。彼とは一緒に代官山にナッツでもつまみに行きたいな、などと日和っていた。
続く
何を言っているんだと思われるかもしれないが、彼の言うことはもっともだった。なぜなら僕はエナメルでできた全身を覆うスーツを着ていたから。もちろん陰部が丸出しなのは言うまでもない。そしてこのスーツはヴァレンティノに作らせたものだ。奇しくも、僕も彼もイタリアが好きみたいだ。こんなところで共通点を見つけるなんて。彼とは一緒に代官山にナッツでもつまみに行きたいな、などと日和っていた。
続く
0 件のコメント:
コメントを投稿