2015年10月21日水曜日

スカラー波がでてる

うるせえ、お前がCSTになるんだよ!
久々に装備ネタが書けてテンションアゲアゲです。
このポーチ。


ParacleteのTriple Single M16 Magazine w/Retention Pouchesです。一応マルチカムなのがミソなんですが、迷彩の面積が少なすぎて笑いました。
このポーチはCAGな方々がHPCやRAV、CVC等のカマーバンドによく挟んでいたポーチにリテンションストラップをつけてモダナイズドしたポーチのようです。



裏面も普通のパラクのポーチ。

さて、なんでこんな中途半端なやつを買ったかというと…CIFの画像で結構露出があったためです


前々回?で書いたinstagramから。右の方のフロントがもろ同じポーチですね!というかカマーバンドが6094のものに換装してある?調べてみると彼はCIFの1チームを率いていたリーダーみたいですね。デュアルラジオなのも納得


どっかのフォーラムで拾った気がします。左の方のわき。というか右の人は装備的に上の画像の左の方と同一人物ですね。


謎。

このパラクのマルチカムのポーチはデルタ等に支給されたSGのポーチ軍や、空軍のSTAKほどではないにせよ、ある程度の種類が支給されているみたいです。写真から判断するに2010年前後なのでMSAパラクとPPEパラクの中間ぐらいでしょうか。支給部隊はC/2/10だと思っていたのですが…。(最後に続く)

R.I.P SFC Tyler Westbrook

今年の8月に亡くなったTyler氏です。よく見るとフロントにはTriple M16/M4/9mm Magazine Pouches、わきにはMBITRポーチらしきものをつけているのが確認できます。


MBITRポーチというとこの画像も思い出しますね。
あとはCapex2012のSWTG達も同じようなポーチを使っていて、やっぱりCIFとのつながりを感じます。
画像が多いのはいいんですが、文章が手抜きになってだめですね。


うーん…



テクニカルデスを代表するバンドの一つのNile。個人的に中近東風味の音が好きすぎるのでお気に入りのバンドです。彼らの新譜を買ってこのポーチも買ったら財布が冷え冷えでした。

2015年10月12日月曜日

CIF

金木犀香る秋ですねこんにちは!!やっと夜寝るときにパンツを履くぐらい涼しくなってきました。

さてさて、グリーンベレーは何SFGかによって世界で担当する区域が変化します。ハイフンの後に続くSOC~というのは各担当地域のSpecial Operation Commandという意味です。


1st SFG(A) : PACOM-SOCPAC : アジア太平洋地域
3rd SFG(A) : AFRICOM-SOCAFRICA : 中東〜アフリカ北部
5th SFG(A) : CENTCOM-SOCCENT : 中東
7th SFG(A) : SOUTHCOM-SOCSOUTH : 中南米
10th SFG(A) : EUCOM-SOCEUR : ヨーロッパ
19th SFG(A) : NORTHCOM : SOCNORTH 陸軍州兵。5th SFGと西アジア、1st SFGとアジア太平洋地域というように活動地域を共有可能。
20th SFG(A) : NORTHCOM : SOCNORTH 陸軍州兵。7th SFGとメキシコ湾、南西大西洋の活動地域を共有可能。

…でしたが、中東情勢の悪化も関係しているのでしょうか。2009年にSOCOMはこの担当地域の区切りを一部改正して、SOCCENTの対応する中東地域を西部と南部、東部と北部に分割して、前者を5th SFG、後者を3rd SFGが担当するというようにしました。そして3rd SFGがもともと担当していたアフリカ北部を、10th SFGの業務区域へすると仮定しました(その後の動向からしてこれで決定したのでしょう)。その際にアフリカの言語能力に精通した隊員を10th SFGへ移籍ということもあったそうです。ソース
追記:リンク切れだったので原文を抜粋
5th Group will focus on the
western and southern half of the CentCom region, including Iran, Iraq, Saudi Arabia, Kuwait,
Bahrain, the United Arab Emirates, Qatar, Oman, Yemen, Lebanon, Jordan and Egypt. The
eastern and northern parts of the CentCom region, including Afghanistan, Pakistan, Tajikistan,
Turkmenistan, Uzbekistan, Kazakhstan and Kyrgyszstan, will become 3rd Group’s responsibility.
前の記事で述べたsofsurvivorやLamさんが3rd SFGから10th SFGに移っているのもそのせいかもしれないですね。

A U.S. Army soldier from 10th Special Forces Group (Airborne) at Fort Carson, Colorado demonstrates to Chadian forces assault positions while conducting ambush operations during Exercise Flintlock 2015 at Mossouro, Chad on 20 February 2015. (U.S. Army photo by Staff Sgt. Amber Martin)
アフリカのチャドで、現地の兵士を訓練するフォートカーソンの10th SFG(つまり2nd Battalion)の隊員。

2012年にリビアのベンガジというところでアメリカ在外公館襲撃事件が起きました。エジプト周辺諸国のアメリカ領事館が次々と襲撃され…というものです。詳しい事件の内容はウィキペディアを見てもらうとして、その事件の対応にこぎつけたのがCIFでした。
通常このようなアメリカ人が危機に晒されている!という自体になると。JSOCのACEやDEVGRUが動くわけですが、彼らはすぐに展開できるような世界中の担当地域を持っていない…つまりこれはCIFの仕事になるわけです。
クロアチアでトレーニングをしていた10th SFGのCIF達は、ペンタゴンからの命令ですぐにイタリアにある海軍航空基地からアフリカに派遣されました。ジブチに一応AFRICOMの基地はあるのですが、北アフリカへ部隊を派遣するには遠すぎたようです。
とにかくこういう自体の時はCIFがめっちゃ有効なんだぜ!っていう記事があったので良かったら御覧ください。英語ですが…。
Special Forces personnel conduct a training exercise during Fused Response 2014. The exercise, sponsored by U.S. Southern Command and executed by Special Operations Command South, aims to improve interoperability, tactics, and training techniques between U.S. SOF and Belize Defence Forces. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist First Class Elisandro T. Diaz/Not Reviewed)

この写真にはUS SOFとしか書かれていないのですが、SOCSOUTHというところから7th SFG、パッチがCF01?とか書いてあるのでCIF…みたいにある程度部隊を絞ることができるので、なるべくこういう仕組みを知ってるとちょっぴりミリフォトも見やすくなるかな〜と思いました。